札幌レポート 2008 夏

札幌の夏と言えば夏まつり。

短い夏を目一杯・パワー全開で満喫する『 さっぽろ夏まつり 』は、7月21日～8月20日にかけて開催されます。

中でも大通り公園のビアガーデンは7月21日～8月15日まで大通り公園がそのままビアガーデンになってしまう札幌ならではのイベントです。

各ブロックごとにビール会社が割り当てられて、大通り公園をそぞろ散策しながら手頃な価格で各社のビールと北海道ならではの食材を楽しめます。

抜ける様な札幌の夏空の下、カラッと澄み切った空気が食欲をそそり、そよぐ涼風が心地よく吹き抜けて行きます。

札幌じゃなければ味わえない、大通り公園じゃなければ有り得ないビール各社の競演は、

駅前通りに近い5丁目がサントリー、木陰がある6丁目がアサヒ、晴れ渡った7丁目がキリン、そして北海道と言えばサッポロビールが8丁目、となっています。

屋外で味わう盛夏のビールは最高です。

札幌市内の移動には市電や地下鉄が便利です。

札幌の市電や地下鉄には冷房がありません。

でも、車内は蒸し風呂でもサウナでもなく以外に快適。電車が走り出すと窓から自然の涼風が吹き込んできます。エアコンの作られた冷風と違って何とすがすがしいことか。

そして、車内に風が吹きぬけると風鈴の音が爽やかに聞こえてきます。１両に一つの風鈴がとりつけられているのです。

何と粋で風流な心遣いでしょう。これぞ究極のエコロジー。これからも、できたらこのままでと願うばかりですが、それは、たまに訪れる出張サラリーマンだから言えることで、毎日通勤される方々にとってはエアコン装備が望まれているのかもしれませんが。

中央区内をこまめに移動する時は車窓を眺めながらあたりをつけて乗り降りでき、料金も一律170円の市電は重宝します。･････ 2022年現在では、200円均一料金です。

市電に揺られながら車窓の風景をぼんやり眺めるのは、ビジネスと観光を併せ持った都市・札幌の楽しみの一つです。

雪に閉ざされる季節をのぞいて、いつも趣向を凝らした花壇が並ぶ大通り公園。

花壇の前のベンチにこしかけて、ぼんやりと風に吹かれて、とうきびワゴンで買った焼きとうきびをかじるのは、至福のひと時です。

いつも綺麗に整備されている花壇は関係者の努力によるものと思います。さすがは、観光都市札幌 !!

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