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横浜駅から横須賀線か湘南新宿ラインに乗り鶴見川をわたり新川崎に至る辺りから武蔵小杉の手前までは、高度成長期の首都圏に欠かせない広大な貨物操車場がありました。
少し離れた所を並走する南武線の矢向、鹿島田、平間駅より歩いて数分の所に、旅客車両が走ることの無い、貨物の要衝があったことを、今は偲ぶよすがもありません。
正に、つわものどもが夢の後。
ピンボケ写真にて恐縮ですが、曇り空の下を働き続ける機関車や貨物のモノクロでボンヤリとした写真が、手前勝手に申せば過ぎ去った時を物語っているようにも思います。
新鶴見操車場
D51-920のネームプレートの下に 『新鶴見操車場所属』 を表す 新 の文字が見えます。
EF60型電気機関車が牽引する自動車輸送用貨物車。
後ろには石油を輸送するタンク車が見えますが、貨物とあれば何でもござれの操車場なのでありました。
新鶴見操車場を跨ぐ鉄橋から眺める全景です。
手前に見える9600型蒸気機関車とダブルルーフとおぼしき客車が更に過去へと誘います。
それにしてもこれだけ広大な操車場が姿を消すとは、時の流れとは凄まじいものです。
9600型蒸気機関車が背走しながらも力強く牽引する自動車輸送貨物車両。
横にたなびく煙が印象的です。
今は見ることが無い車掌車が連結されていますが、ひょっとすると背走ではなく後押ししていたのかもしれません。
背後には前の写真を撮影した操車場が一望できる鉄橋が写っていますが、この鉄橋も残念ながら今はもう残っていません。
こちらは先ほどの鉄橋の反対側から撮った操車場全景です。
たなびく煙に活気を見るものの、曇り空もあってかモノクロ写真がピタリとくる何か物悲しい風情が漂います。
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