入場手続きで緊急事態発生
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寒い日が続いていますが、防寒対策は万全ですか。冷えると近くなる。冷えると下る。といったご経験をお持ちではないですか。
真夏のサウナトイレも困ったものですが、冷えからくる緊急事態には切実なものがあります。
コンビナートのプラントや工場へ出張。所定の手続き行い構内に入場するしきたりですが、最近は益々チェックが厳しくなっています。
会社名、氏名、訪問先、訪問理由など詳しく記述し、場合によっては本人確認のために身分証明書(運転免許証など)の提示を求められます。
更には、訪問先に入場して問題無いか再確認する工場もあります。テロやセキュリティー対策の影響が其処此処にあらわれています。
いやはや何とも、窮屈な世の中になったもので
冬場の寒風吹き荒ぶ中、まわりに何も無い守衛所の外で、震える手で入門書に必要事項を記入してる時、小窓の中の暖かい部屋でゆったりと執務している警備員さんが恨めしくなったりするのも人情ではないでしょうか。
でもこんな時に限って、冷えきった大腸が鳴動しはじめたり、限界近しのサインを送ってくることがあります。
書類の記載事項が微に入り細に入り多い時など、う~ん、『そろそろ聴牌、リーチかかりそう』てな状況になることは一度や二度ではありません。
此処から先は警備員氏と小生の会話の一部始終です。
『あの~、すみませんトイレ拝借できないでしょうか ??』
『しょうが無いな。大 ? 小 ? どっち ??』
『それが大を中心に小を少々なのですが。』
『小ならね、その辺で適当に済ませて貰えばいいんだけどね、大はね、とりあえず入門手続きして、事務所の方でやってよ !!』
『それが、余り余裕がないんです。もう限界が近いんですが?』
『あなた子供じゃないんだから、それに手続き書ける位だから、まだ大丈夫でしょ、顔色もそんなに悪く無いよ、そんな事言っている時間こそもったい無いんじゃないの !!』
そこまで言われては仕方ありません。半分諦め、半分怒り、さらに、もう何も発する余裕も無く、そそくさと入場しました。
小生が入口から一歩一歩足を進めるに連れて、あっちの方は刻一刻と出口に近づいて行きます。瞼に浮かぶのは、白い陶器の姿しかありません。
訪問先で初対面の方と名詞交換もそこそこに、脂汗を拭き拭き『早速で誠に申し訳ありませんが、トイレ拝借できますでしょうか ??』とは、相手から見れば、とんだ訪問者ですよね。
でも印象には強く残ったみたいです。良い意味かどうかはわかりかねますが ・・・・・
まぶたに浮かぶは ・・・・・
所で、やっとの思いで辿り付いたのが、現場事務所の仮設トイレだったとしても、本当に助かります。(狭いながらも楽しい我が家)
そもそもの出張目的など、どこかに吹き飛んでしまい、緊急事態対応が出張目的にすりかわってしまいます。もうどうでもいいって感じです。
サラリーマン人生の幸福は、きっとこんな所にあるのでしょうね。じゃなきゃやってられない !!
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