サラリーマンレポート >> 出張こぼれ話 >> 札幌レポート December 2005
2005年12月16日~18日まで、そろそろ冬本番の札幌に行ってきました。今回は、冬ならではの欠航にみまわれましたが、その分1泊余計に飲み食いができ、災い転じて何とやら。
滑り出し快調
この時期の羽田・新千歳空港間は、早朝便と深夜便にしか特割がありませんので、12月16日(金曜日)は、早朝7時羽田発のANA51便で移動です。
当然の結果として新千歳空港に早く着き過ぎてしまい、ビジネスラウンジで居眠りしながらメールをチェック。寝不足がきついですが、着いてしまえば、何となくのんびりとしてポカポカの室内でホット一息です。
昼からプレゼンテーションと打合せ。夜は懇親会。結局翌日の2時頃までススキノ界隈にいました。ホテルに戻って寝たのは3時頃。
札幌のお客様は、本当に面倒見が良くて、親切で、自らも十二分に楽しんで気を遣わせないという最高の皆様でした。殆ど記憶が無いのも事実ですが・・・・・。
北海道の方々の中には、打合せやスナックにおいてズボンを膝までたくし上げる方がいらっしゃいます。違う会社でも何人かお見受けしました。
全然気にならないですし、却って親近感がわいて良いと思います。寒い屋外と暖かすぎる室内の温度差がなせる業でしょうか。
チャイナドレスのスリットから微妙にこぼれるホステスさんの美脚と、たくし上げたズボンから剥き出しになるごつい男の剛足が好対照で微笑ましく感じました。
カラオケでネクタイを頭に巻くのと類似現象でしょうか。
2日目の落とし穴
翌朝は土曜日でもあり、二日酔いも手伝って9時頃に遅めの朝食です。部屋に戻って気が付くとワイシャツのポケットには、訳がわからないスナックの名詞が数枚ありました。
太田胃散の空容器が3袋も有る所を見ると、夕べから今朝にかけてたまらず飲んだ模様です。ウィップ !!
この日の札幌はかなりの雪模様です。地元の方に聞いた所によると、別にどうって事無いそうですので、特割で予約した夜の飛行機(21時25分発)の時間まで、これまた、のんびりゆっくり過ごす事ができました。
特割にこだわって、1泊の宿泊代と飲食代を捻出しました。と言うのも、最近妙に厳しい社内チェックでは、今回の出張は日帰り出張のケースだからです。キビシ~ !!
どうも出張をただの旅行程度に見ている御仁が経営層や経理に多い様で、誠に困ったものです。自分達が出張する時は、大名旅行のスケジュールですから何をか言わんです。
11時のチェックアウトぎりぎりまでホテルでぬくぬくと過ごし、その後は、ビー・ビー・パーク札幌で降りしきる雪を掻き分け掻き分け走る市電やササラ電車を眺めながらメールをチェック。
ビー・ビー・パーク札幌は残念ながら閉店しています(2011年追記)
それにしてもすごい雪です。ちょっとの間に真っ白ですから。私の記憶と同じですね。
雪が積もっている路面の方が、却って歩き易いですね、早朝のカチンカチンの凍結路面は要注意です。やはり、あまり堅いよりは、柔らかい方がよろしいようです。路面も経営層も。
寒い雪模様の日は、味噌ラーメン。
昨日の昼は、味の時計台の味噌ラーメン、そして今日の遅い昼は、味噌ラーメン発祥の店・味の三平の味噌ラーメンです。
どちらも中々結構でした。味の時計台は通常の味噌ラーメンの美味しいバージョンって感じです。味の三平は、通常の味噌ラーメンとちょっとイメージが違いました。
白味噌に近い味噌ラーメンで、どちらかと言うと味噌はあまり勝っていません。でも、甘くて美味しい玉葱とこしが有る麺は、流石元祖です。
ホワイトイルミネーションにも、またまた感動です。前回は雪無しのホワイトイルミネーションでした。たった20日弱の間に一面雪景色に変わり、益々光に輝きが増しています。
雪模様の大通り公園を彩るホワイトイルミネーション、寒さもなんの、人通りも多くにぎわっています。
降りしきる雪の中ですれ違う市電
そうこうして、家族へのお土産などを取り揃えて、少し早めに新千歳空港へ。
19時半頃に新千歳空港に到着して、あらビックリ。新千歳空港の降雪により羽田行の便は欠航のオンパレード !! 自然現象には勝てません。
ANAの方々の対応は悪くなかったですよ。ただし、大変な人数が右往左往しますので、窓口だけでなく、不安な人達に対応する係りの方をあと2~3人増やした方が良さそうでした。
情報不足が一番いけません。いたずらに不安をかきたてます。
良く見ると私が搭乗予定の21時25分の便は、前後の便が全て欠航であるにも関わらず、搭乗手続き保留で、欠航ではありません。
どうも機材は確保できており、何時になるかわかりませんが、滑走路の除雪ができた段階で出発させる目論見の様です。
全て私の想像で、ANAの係りの方は、その様な発言は一切していませんが、18時30分の便と21時25分の便は、どうやらそんな感じです。
翌朝のANAの発表では、21時25分の便は午前0時に出発して深夜1時半頃に羽田に到着した模様です。
そこで考えてみました、今後の札幌出張で、どうしても翌朝までに帰りたい時は、18時30分の便か21時25分の便を予約しておくべし。これ出張経験からの推測ですが・・・・・。
搭乗手続き保留のまま20時をとうに過ぎました。このまま飛んだとして羽田に着くのは何時のことややら。
でも特割なので、欠航と決まらなければ翌日便への変更もままならないのかと思いつつも、ANAの係りの女性に恐る恐る問い合わせてみますと、
てきぱきとした回答で『大変申し訳ありません。欠航ではありませんが、この様な状況ですので、明日の便に変更させていただきます。』との事。
早速翌日10時30分の便に変更しました。特割客でありながら、丁重な対応に感激すると同時に、心ははや札幌の夜に。
ホテルの手配も大変でした。以外にどこも満室です。土曜日の夜は宿泊客が多いのでしょうか ?? 観光都市の一面を持つ札幌ならではの現象ですかね。
札幌グランドホテルの担当の方にお世話になり何とか宿を確保できました。
土曜日はビジネス用のサービスプランが無いので、昨日より高い料金でも朝食無しの割高な出費となってしまいました。もしもここで、昨日と同じ条件で宿泊できたら素晴らしいのですが、虫が良すぎますよね。
それでもただでは済ませません。とんぼ帰りの札幌でチェックインもそこそこに、狸小路のいろり焼き七福神商店に直行です。
欠航も結構
18日の午前中は、天気予報に反して青空が広がっています。どうやら羽田行きが運行しそうです。念の為、早めに新千歳空港に到着して、ビジネスラウンジでゆっくりとコーヒーを一杯。
目の前の駐車場では、懸命の除雪作業が行われています。おそらく、昨日の降り積もる雪で車が動かせない状態だったのですね。タイヤまで雪に埋もれている車も見かけます。
自然の前には人間は無力です。最後にものを言うのは、ITより、人力です。それにしても雪化粧した山並みは朝日に映えて美しいです。
ススキノの女性を繊細な美と例えるなら、こちらは雄大な美ですね。このまま帰るのが勿体無い感じです。
3日間、一度も滑って転ばずに過ごせました。靴に装着した滑り止めの威力はすごいです。東京方面からお越しの時は、新千歳空港か札幌駅の売店で着脱式の滑り止めの購入をお勧めします。
特に朝はアイスバーン状態ですからお気をつけ下さい。
ANAの皆様の対応はテキパキとして結構でした。まずはじめに謝罪の言葉から入っていただけるので手続きも順調に進みます。
自然現象なのだから仕方無いですが、まず最初に『ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした』と言っていただけると後がスムースです。良い勉強になりました。
北海道の方々はおおらかな方が多いのか、北海道から帰る人もリフレッシュしているのか、羽田で同じ事が発生したらもっとギクシャクと殺伐な雰囲気になりそうな気もしますが。
欠航も結構ですな。なんてオヤジギャグで締めです。最後にすべってしまいました。
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